ERP刷新による業務効率化と将来基盤の確立 Sanyo Foods Corporation of America様

ERP刷新による業務効率化と将来基盤の確立(Sanyo Foods Corporation of America様)

🏢 お客様プロフィール & プロジェクト概要

会社名Sanyo Foods Corporation of America
業種食品製造
所在地アメリカ カリフォルニア州 ガーデングローブ
プロジェクト区分ERP刷新
導入システムMicrosoft Dynamics 365 Business Central
公式サイトhttps://sanyofoodsamerica.com/

【会社概要】

Sanyo Foods Corp. of America(サンユーフーズ・アメリカ)様は、「サッポロ一番」で知られる日本の大手即席麺メーカー「サンヨー食品株式会社」様のアメリカ現地法人です。日本でおなじみの「サッポロ一番」の味わいをベースにしつつ、現地消費者の好みに合わせたフレーバー展開やパッケージ設計を行い、北米エリアにおける即席麺文化の普及を担っていらっしゃいます。

お客様インタビュー

Sanyo Foods Corporation of America様では、Microsoft Dynamics GPからDynamics 365 Business CentralへERPを刷新しました。本プロジェクトでは、Japan Business Systems Technology(JBS USA Inc.)が導入パートナーとして企画・推進し、Sanyo Foods Corporation of America様のAccounting Managerである新井様が中心となってプロジェクトをリードされています。

導入の背景から効果、今後の展望までを、JBS USAが新井様にインタビューしました。

Sanyo Foods Corporation of America 新井様

Sanyo Foods Corporation of America

新井様 (Accounting Manager)

プロジェクトの概要と背景

JBS USA: 今回のBusiness Central導入プロジェクトの全体像について教えてください。

新井様: プロジェクトは一度中断期間を挟みましたが、その後再開し、約1年をかけてBusiness Centralを導入しました。2025年8月に本稼働しています。決して簡単ではありませんでしたが、結果として安定稼働まで持っていけたのは大きな成果だと思っています。

Dynamics 365 Business Centralへの移行で実現した業務改善

JBS USA: 実際にDynamics 365 Business Centralを使い始めて、どのような変化を感じていますか?

新井様: 大きく変わったのは、スピードと使いやすさです。従来のDynamics GPでは、レポート出力だけでもある程度のスキルが必要でしたが、Business Centralでは必要な情報がすぐに取得でき、ワンクリックでレポートを出せる場面も増えました。日々の業務で探す時間が減り、全体的な効率はかなり上がっています。

JBS USA: Business Centralの柔軟性や拡張性についてはいかがでしょうか?

新井様: 非常に高いと感じています。銀行システムやその他の外部ツールを連携しやすく、今後の業務拡張を見据えると安心感があります。単なるシステム入替ではなく、「使いながら成長できるERP」という印象ですね。

Microsoft Dynamics GPとDynamics 365 Business Centralの比較で見えてきたポイント

JBS USA: Microsoft Dynamics GPからDynamics 365 Business Centralへの移行で、注意が必要だった点はありますか?

新井様: Dynamics GPにはジャーナルデータを詳細に一覧で出せる機能があり、非常に使いやすかったです。一方、Business Centralでは同じ情報を取得するには、データを組み合わせる必要があり、多少手間がかかる場面があります。ただし、全体的にBusiness Centralのメリットの方が大きく、上記のような注意点は今後の改善や活用の工夫でカバーできると考えています。

Dynamics 365 Business Central導入時に直面した課題

JBS USA: Dynamics 365 Business Central導入プロセスの中で印象に残っている課題は何でしょうか?

新井様: 本稼働前のダブルインプット(新旧並行運用)期間が大変でした。約3か月間、2つのシステムに同時入力しながら差異検証を行う必要があり、現場の負担がかなり大きかったです。さらに、その差異を本社に説明する必要があり、「なぜ数値が一致しないのか」を説明するのが難しかったですね。

JBS USA: ERP導入特有の難しさがあったということですね。

新井様: そうですね。理屈としては理解していても、実務で対応するのは簡単ではありません。ただ、そうした局面でも一つずつ課題をクリアし、結果的に安定運用に繋げることができました。

現在のDynamics 365 Business Central運用と改善余地

JBS USA: 現在のDynamics 365 Business Centralの運用状況について、いかがでしょうか?

新井様: 全体としては効率化できていますが、まだ改善の余地はあります。在庫や原価計算の一部ではExcelを併用し、月末には手作業の調整もあります。完全にシステムで完結できているわけではなく、そこは今後の課題です。

今後の取り組み:自動化とデータ活用

JBS USA: 今後、どのような領域での改善を考えていますか?

新井様: 大きなテーマは業務の自動化です。具体的には、

  • 銀行連携による記帳の自動化
  • AP(買掛)処理の効率化
  • AIを活用したインボイス(請求書)入力

などを検討しています。特にインボイス処理については、メールで受領したデータを自動で取り込めれば、業務負荷を大きく下げられると期待しています。

JBS USA: データ活用の面ではいかがでしょうか?

新井様: 物流コストなどのデータはまだExcelで管理している部分もあり、Power BIなどで可視化できれば、より迅速に意思決定ができるようになると考えています。

Dynamics 365 Business Central導入パートナーとしてのJBS USAの評価

JBS USA: 最後に、今回のプロジェクトにおけるJBS USAの支援についてのご評価をお聞かせください。

新井様: スピード感のある対応で、柔軟にご支援頂きました。途中での要件変更やプロジェクトの難しい局面でも、常にこちらに寄り添って進めていただいた印象です。安心して任せられるパートナーであり、今回の成功に大きく貢献いただいたと感じています。

まとめ

JBS USAの支援のもと実施されたMicrosoft Dynamics GPからDynamics 365 Business CentralへのERP刷新プロジェクトにより、Sanyo Foods Corporation of America様では以下の成果を実現しました。

  • 業務スピードと操作性の大幅な向上
  • 外部システム連携を前提とした柔軟なERP基盤の構築
  • 自動化・AI活用に向けた拡張性の確保

一方で、在庫管理や原価計算などの領域では更なる改善余地が残されており、今後の取り組みによって更なる高度化が期待されています。ERP導入は単なるシステム刷新ではなく、企業の持続的な成長を支える基盤づくりであり、本事例はその成功例の一つです。

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